いずみテクノス株式会社 様

導入前の問題点
導入後の変化
●手書伝票処理のためケアレスミス
●入力業務に膨大なマンパワーが必要
●親会社とのデータ連携がされていない
●履歴管理が大変でデータ活用も不十分
●単純ミスの根絶
●これまで2~3日要していた期末処理業務が数時間で完了
●日々のデータ更新でグループ間連携も実現
●履歴呼び出しが迅速で予算管理も効率化

ビル・マンションを主とした、大規模建築物の老朽化した給・排水管を研磨・ライニングする更生工事をてがける、いずみテクノス株式会社。住宅設備機器の総合商社である株式会社小泉の関連会社として、関東一円を商圏にすぐれた特許技術を駆使した設備工事のほか工事業者向けの建設資材等の販売も行っている。
数年前にすでに導入済みであった「アイキューブ本家シリーズ」を本格運用しはじめたのは2012年1月のこと。運用後の効果などについて、総務部課長の山内秀敬氏に伺ってみた。

入力業務軽減とともにグループ間連携を強化

いずみテクノスが「アイキューブ本家シリーズ」を購入したのは2008年のこと。この年、社名を旧・いずみライニングから改称し、他のグループ会社の建築設備部門を分割吸収するなどしたグループ間の事業再編があった。そのタイミングで、親会社である小泉とのシステム連携の一環として、会計システムの構築とともに原価管理、入金支払管理の各パッケージの導入がなされた。

山内氏:導入後3年ほどは、親会社の財務システムと建設奉行など会計システムとの連携を優先して運用がなされてきました。その時点では、工事台帳などはすべて昔ながらの手書き処理。年間、約900件ある工事に関する伝票や台帳はすべて各担当の手書きで、そこから手入力したデータをエクセルに落として帳票作成したり、親会社への財務処理にはCSVデータに変換した上で紙の帳票出力を添付して提出したりするという、手間ひまのかかる処理を継続していました。

現場の担当者による手書伝票が管理のベースになっていましたから、伝票の書き忘れや本社への提出忘れがあると、売上も計上できないというケアレスミスがしばしばあったのも事実です。

そうした非効率的な管理方式をシステム化すべく、親会社との会計システム連携がひと段落した後に、購買済みだった「アイキューブ本家シリーズ」の原価管理・入金支払管理パッケージを本格稼働させることになりました。

カスタマイズ、トレーニングと導入もスムーズ

本格稼働にあたり、再度、親会社とのシステム連携を見直し、小泉の財務システム、建設奉行、そしてこれまでのいずみテクノスの業務管理フローにできるだけ近づけるよう、書式等のカスタマイズが施された。

いずみテクノクス

山内氏:カスタマイズに要した期間は実質1ヶ月ぐらいでしょうか。打ち合わせからデモンストレーション、テスト運用までスピーディーに対応いただきました。導入トレーニングについても実地の研修を行っていただいたほか、電話等のカスタマーサポートもうまく活用できました。
きめ細かいサポートもさることながら、建設業向けに特化され、分かりやすく使いやすいソフトとして熟成されているのが「アイキューブ本家シリーズ」の持ち味。改めて、その操作性のよさと業務処理能力の高さを実感しました。

履歴データの迅速活用でさらなる効率化

いずみテクノクス

山内氏:工事台帳の書き忘れからくる入力漏れなどは完全になくなりました。また、月次処理が素早く簡単にできるようになりました。親会社とのシステム連携を行う月次処理は各種のデータを確認後、CSVデータに移してから会計システムへ出力します。以前なら2~3日かかってやっていたこの業務がボタン一つで完了します。
また、履歴をたどって実行予算を作成するときにも、これまでは倉庫にある大量の台帳から探し出さなくてはいけませんでしたが「アイキューブ本家シリーズ」を運用し始めてからは、日付と工事番号が紐付いているので、すぐに引き出せるようになりました。

管理帳票が豊富なため、役所・元請企業への提出書類が円滑に行えるようになったのも大きいですね。発注から入金支払までのスムーズさ、グループ経営への適合性、履歴管理から予算作成などへの応用性を含めて完全なシステム化が実現できたと実感しています。

事業エリア拡大等、”本家”活用に期待

給水管や排水管のトラブルについていずみテクノスでは、専用カメラによる管内部の調査・診断から独自工法を用いた給・排水管の更生工事で業界をリードしている。

山内氏:現在、当社では関東地区を中心に施工していますが、最近では仙台地区の物件でも受注を収めるなど事業拡大を行っています。施工エリアの拡大に応じて「本家シリーズ」の出先での活用にも取り組んでいく必要があります。

今後の課題は、協力会社等への工具や資材等の物販事業の売上管理をシステムに一体化するかどうかも検討です。物販は売ったものにかかわらず月ごとの請求管理になります。この処理業務の違いをどうシステムに反映、一本化していくかがテーマです。
「本家シリーズ」は、この点もカスタマイズ可能とのことなので、当社の業務、管理システムの変更に応じて末永くサポートしていただきたいと思っています。

お客様情報

会社名 いずみテクノス株式会社
事業内容 給・排水管更生工事業
所在地 東京都杉並区上荻2-19-17
TEL 03-5335-7601
URL http://www.izumitechnos.co.jp/
導入システム ●原価本家:5ラインセンス
●入金支払本家(請求書発行OP):5ライセンス
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