宮本塗装工業株式会社様

導入前の問題点
導入後の変化
●複数のExcelで入力管理されていたため支払確定までの事務作業が煩雑だった
●手入力ベースのため、常に支払ミス防止のチェック作業が必要だった
●少数ながら支払ミスも発生していた
●外注先への作業明細発行から請求書受付までのシームレス化が可能になった
●ネットバンクを利用した支払い業務の大幅効率化
●「本家」内でデータ活用が完結するので作業ミスの可能性が大幅低減

1905(明治38)年創業の塗装工事専業の老舗会社で、広島県や広島市などの公共元請のほか、大手ゼネコンやマンション管理組合などにも受注基盤を構築。公共の建築や土木、商業施設やマンション等の大規模修繕、一戸建てのリフォームまで幅広いニーズに対応する。その歴史と受注実績、施工品質から、地元業界のリーダー的存在である宮本塗装工業株式会社。
これまで、外注業者への入金支払はExcelによる管理を続けてきたが、データの一元化による業務効率化と確実な入金処理のため「アイキューブ本家シリーズ」導入に踏み切った。その経緯と効果についてうかがってみた。

既存システムを活かした部分導入可が決め手に

宮本塗装工業が「アイキューブ〈入金支払〉本家」を導入したのは2021年9月。それまで、外注先への支払いはExcelの独自帳票で管理していた。
しかし、現場からの出来高管理をはじめとした複数のデータは手入力で処理していたため、支払確定までの事務作業は煩雑になっていた。

宮本社長:そうした状況を見かねて入金支払をパッケージソフト化しようと決断しました。複数の製品を比較検討したところ、「アイキューブ本家シリーズ」はデモ版で確認ができ、帳票類の作成で当社が意図するものにマッチするところが多かった。
そして、もっとも大きな決め手が〈入金支払〉のみの部分導入ができることでした。そして、もっとも大きな決め手が〈入金支払〉のみの部分導入ができることでした。工事原価管理のソフトは他社製品を導入済みで、すべてを一新するのはリスクがあると考えたからです。既存システムをベースにしながら、ユーザーのニーズに応じた部分導入で連携が図れるのは「アイキューブ本家シリーズ」の強みだと思います。

作業明細、請求書、支払業務の一元管理が実現

デモ版に触れたとき「外注先への支払いは、相当楽になる」と確信したのが、総務部の宮本愛子さんだ。ネットバンキングによる支払機能とExcelチェンジ機能を併用して「魔法のように省力化された」と語る。

宮本愛子氏:以前の複数のExcelデータによる入金支払管理では、ネットバンクの操作も手入力で行なっていました。そのため、ダブル以上のチェックが必要で、それでもわずかながらミスが起こりえました。
それが、「アイキューブ〈入金支払〉本家」ひとつでできるようになったことは大きいです。

支払処理に至るまでの協力会社や下請業者への外注費の明細発行と確認、請求書受付の業務フローが非常にスムーズになったことも「アイキューブ〈入金支払〉本家」導入による効果だと強調する。

宮本愛子氏:以前は、当社の現場施工管理者からの出来高を元に外注先に作業明細を発行し、確認の上で当社専用様式に転記してもらって請求書を発行してもらっていました。それが「アイキューブ〈入金支払〉本家」導入後は、明細書と請求書を一体化した様式にカスタマイズできたので、確認してもらった明細書を返送してもらえば請求書受付が完了するという非常に簡略化されたシステムに変更できました。外注先にとっても省力化やミス軽減が図れており、社内の支払確定や請求処理、ネットバンクの操作がそれぞれ2~3秒で完了してしまうほど劇的な効果をもたらしています。

一元化したデータを自社様式にカスタマイズ

既存システムとの併用を前提に部分導入が可能な「アイキューブ本家シリーズ」で入金支払管理を一新した宮本塗装工業。業務の省力化や簡略化には想定以上の手応えを感じているが、2022年3月時点では7月の決算期まで従来の管理方法と併用し、システム完全移行を目指した運用を続けていると工事部の植中清美さんは説明する。

植中氏:「本家」導入による入金支払業務の改善効果は従前のとおりで大変満足しています。現在は次年度の完全移行を念頭に「本家」に取り込み、さまざまに処理されたデータを当社の従来様式に割り当てて社員に提供する方法を試行錯誤しています。現場の施工管理者が上げる出来高などのデータはまだまだ紙ベースで、様式を大きく変えてしまうと混乱しかねません。その様式決めと「本家」データとの関連付けに知恵を絞っているところです。

業務改善への期待も高まる運用サポート体制

従来様式にこだわりながら、よりよい運用を目指す植中さんにとって、アイキューブの運用サポートは「心強く、頼もしい」ものだという。

植中氏:Excelチェンジの活用で、私なりに計算式を調べてフォーマットに活かそうとするのですが、なかなか狙い通りにいかないこともあります。そんなときは、アイキューブのサポート担当と連絡を取り合ってアドバイスを受けながら解決しています。こちらの無理難題にも、とても親身に対応していただいています。

宮本愛子氏:リモートで同じ画面、同じデータが共有できるサポートはすばらしいですね。今後の業務改善に向けたExcelチェンジ機能の運用でも期待が高まります。

お客様情報

会社名 宮本塗装工業株式会社
事業内容 塗装工事業
所在地 広島市西区竜王町5-15
TEL 082-238-3511
URL http://www.miyapen.co.jp
導入システム ●入金支払本家:2ライセンス
●請求書発行キット
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